2012年04月16日

山吹



あぜくら二代目 茜です。

お店の寺田さんが、お家の庭に咲いた八重山吹を
お店に持ってきてくれました♪

山吹色って、このことかぁ!
と、感動するほどキレイな色です。



「七重八重 花は咲けども山吹の
みのひとつだになきぞ悲しき」 兼明親王(かねあきらしんのう)

どこかで聞いたことのあるこの歌は、
兼明親王が、客人が帰るときに貸す簑がなくて山吹を渡したことがあり、それを歌に詠んだもの。

お貸しする簑がありません、という代わりに
実を結ばない山吹を(実がならないのと簑がないことを掛けて)差し出したという内容です。


この歌に関わる太田道灌の有名な話がありますよね(^^)



遠乗りに出かけた太田道灌が突然のにわか雨にあい
近くの農家で簑を借りようとしたところ、
貧しい農家の娘は一枝の山吹を差し出したそうです。

簑を借りられぬまま帰った道灌が憤慨していると、それを聞いていた家臣が

兼明親王の歌にこのような歌がある。
簑がないことを申し訳なく思い、この歌を知っていた娘は
山吹を差し出したのではなかろうか、と言いました。

道灌は、自分の無知を恥じ、以後歌の道に励んだという話です。



この、奥ゆかしい心遣い、、、素敵ですよね(*^^*)
心遣いとともに、それを感じられる心を持っていたいものです。



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