2012年09月28日

紅花の口紅(^-^)



あぜくら二代目 茜です。

今日は日中暑かったですね〜。

それでも、秋風と一緒に銀モクセイの甘い香りが漂ってきたりすると

ああ、ちゃんと秋がくるんだなぁ、って嬉しくなりますね(^-^)




実は最近、紅花の口紅を使っています。


紅花に含まれるわずかな赤色の色素を抽出し、
江戸時代から変わらぬ製法で作られる伊勢半本店の小町紅。


紅色って、真っ赤なイメージなのに

写真見ると、赤色じゃないじゃない、って思いませんか?
どう見ても明るいグリーン系。

ところが紅って不思議で、
色を幾重にも塗り重ねると赤色から玉虫色に代わって見えるんですよ〜。


日本画で描かれた女性の唇が
上半分赤色で下半分緑色に塗りわけられているのが不思議だったけれど

あれは紅を塗り重ねた色だったんですね〜!!


高価な紅を重ねて塗れるほどの裕福なお姫様ということですね。
(下唇に紅を塗り重ねて笹色(緑色)にする笹紅(ささべに)が1800年代初期に一時期流行したらしいです。)






紅花の紅って、深く真っ直ぐで、どこかピュアな乙女色


真っ赤じゃなくて、ちょっと恥じらう女の子の頬みたいな

生き生きと美しく澄んだ色。





さて、使い方は…
小さな器に塗られた紅を、お水で溶いて使います(^-^)

ピンク寄りの色で私に合うかなぁ、と心配だったのですが、

「草木の色は、人に添う」


の言葉通り、薄く溶いて点すと、不思議と肌に添うやわらかな桜色に!



血の巡りををよくするとも言われ、
女性を病気から守る一種の薬と見なされていたとも(^-^)
すごいなぁ♪


自然の恵みの色合いを楽しんで使わせて頂いてます(^.^)


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