2008年03月29日

90才の最高齢で「人間国宝」になった「貞ばあちゃん」



読谷山花織(ゆんたんざはなうい)を織っている人がいると紹介され、
当時は小牧空港から沖縄の読谷村まで会いに行った。

初めて貞バアちゃんにであったのは、もお18年も前になる。
人生のシワを刻んだ小さなおバアで(140cmないかも)
チョコンと座っていて「よく来たサー」と目を細めて歓迎してくれた。

そして6畳位の床の部屋の角に手機が1台あり、織りかけの
読谷山花織が見えた(体がゾクッとした)

貞ばあちゃんは目を細めたままで、花織ことは全く気にせず
私の所に「ウチナンチューね」と聞かれた。ウチナンチュー?何語?
わからない、とまどっていると「どこから来たネー」と催促される
「アッ静岡県の浜松から来ました」と答えると「ヤマトンチューね、
ウチナンチューと思ったサー内地(ないち)からネ、上がって上がって」と
部屋に入れてくれた。

完全にかみ合っていない、もどかしさだけが頭をよぎる、内地?
昔「日本兵が内地に帰るまでは死ねない」と聞いた事がある・・・
あの内地?もう1度ハッキリさせる為に私は改めて
「静岡県の浜松から来ました」と言うとまた、貞バアちゃんは
「内地ネ」と言う、静岡県が内地なら、沖縄県も内地なのでは?
外国ではないのだから、じゃあヤマトンチュウは???
                          
                               つづく
あぜくら 勝人













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